選択の科学【シーナ・アイエンガー】

この本は、DIAMOND onlineの「東大で市場一番売れた本は、テレビになった世界的ベストセラー」というニュース記事に乗っていた本の中の一冊です。

選択とは何かということが書かれている本です。特別な選択ではなく、私たちが普段何気なくおこなっている選択について書いてあります。私たちが選択をする時には、自分の意思で選択をおこなっています。しかし、本当は周りの環境により選ばされている選択もあるということ、選択をする時にバイアスがかかっていることを知っておく必要があるでしょう。
選択とは、様々な物が絡み合っておこなわれるものです。私は気付いていませんでしたが、自分の宗教感や社会の流れなどに影響をされるものです。人生は選択の連続と言いますが、選択こそが人生なのかもしれません。

選択とは本能です。選択は本能であるために、私たちはたくさんある選択肢を用意することで満足度を上げています。しかし、選択肢が多すぎてしまうと、満足度が下がってしまいます。〈ジャムの実験〉がそうです。また、その選択肢に、選択の窓を開けておいてしまうことがあります。選択肢の多さが満足度に結びるかない場合でも。これは人生の飽和に対処するためにこの行動です。
人生の満足度を上げるように選択をしたいのですが、私たちは先述したような、反対の行動を選択してしまいます。自分の人生のために賢く選択するためには、専門性が必要です。しかし、直感も大切になります。また、論理的に徹底的に考えることも必要になるかもしれません。そのどれが正解なのでしょうか。
選択には正解はないと思います。未来を見通せないように、選択も不確実なので、正解はないと思います。しかし、不確実だからといい、選択の重要度が下がるわけではないと思います。選択をすることにより、自分の人生にどのような影響があるのか。選択を人に任せたほうがいい時があるのか、やはり自分で選んだほうがいいのか、知っておくことは大切であると思います。

 

私の場合ですが、今までの選択は自分で全て行ってきたような錯覚に陥っていました。人生はもちろんですが、服などの些細なことまで自分で選択してきたとおもっていました。しかし、選択は周りとの関係が大きな要因となっていたり、多すぎる選択肢による影響もあります。このようなことを知ると、今まで自分が行ってきた選択は、本当の意味での自分の選択ではなかったように思います。
この本は、自分のこれからの人生をより良くしていくための選択をするヒントを与えてくれる本だと思います。選択の特性上、選択するための正解は得ることができないと思います。選択に正解はないので、不可能なのかもしれません。選択に正解がないからこそ、自分で選ぶことが大切になってくるのではないでしょうか。
選択こそが人生。選択を学ぶということは人生を学ぶということなのかなと少し思いました。