大腰筋は主に骨盤の前傾を保ち、腰椎のS字を正しく保つための働きをしています。
しかし、骨盤の前傾を保つはずの大腰筋を鍛えると、骨盤の過度の前傾が改善されたそうです。これはどういうことなのでしょうか。
大腰筋とは
大腰筋とは、腰椎に始まり、途中で腸骨に始まる腸骨筋と融合して骨盤の内側を通り、大腿骨基部内側に終わる筋肉のことです。
大腰筋の機能
- 股関節を屈曲させる
- 骨盤を前傾させる
- 脊柱のS字形を維持する
という働きがあります。
脚を上げる動作や、姿勢を保つ筋肉ということになります。
大腰筋パラドックス
大腰筋には骨盤を前傾させる働きがあると書きました。
つまり、骨盤が後傾して姿勢が悪くなっている人に対して速攻の効果があります。しかし、骨盤が過度に前提しており、姿勢が悪い人に対しても、姿勢を正す効果があるのです。
骨盤を前傾する働きがある大腰筋がなぜ過度の線形による姿勢の乱れを正すことができるのか。その理由は、大腰筋には骨盤の前傾を保つだけではなく、骨盤を正しい位置に戻す機能があるからではないかと言われています。
骨盤の後傾による猫背、前傾による猫背のどちらにも効果があるそうです。
ではどのように鍛えれば良いのか
- その場で脚を高く上げる、足踏み運動
- レッグレイズ
- フロントランジ
などがあります。
フロントランジは股関節のどちらかというと、伸展の運動になるのですが、大腰筋がエキセントリックに働くので、大腰筋に対しても優れた運動ということです。これもパラドックスの一つです。
終わりに
大腰筋が衰える事により、姿勢が悪くなる。
姿勢が悪くなることにより、お腹が出る、代謝が悪くなる。
大腰筋を鍛えれば、思ったよりも早くウエスト経が小さくなります。
そして、姿勢が良くなることにより、代謝が良くなり、ダイエットも捗るかもしれません。
運動自体はそんなに難しくないので、すぐに始められます。
大腰筋のエクササイズオススメです!
参考文献