必須脂肪酸とは

脂肪

脂肪にも体内では合成できずに、外から摂ることが必須なものがあるんです。

その名も「必須脂肪酸」。

ダイエットなどで脂肪の摂取量を減らしたりしますが、全く摂取しないと大変なことになるかもしれません。

必須脂肪酸が体内でどのような働きをみていきましょう。

必須脂肪酸

我々の身体を正常に動かしてくれている機能を「ホメオスタシス」と呼びます。これは恒常性を維持してくれる働きです。
恒常性とは、例えば外が暑くても寒くても体温を一定の範囲内でコントロールしてくれている機能のことを言います。

私達の身体は知らないうちに「ホメオスタシス」によりコントロールされているのです。

この「ホメオスタシス」はホルモンや神経によって維持されていますが、微妙な調整をする時に局所的に出てきて活躍してくれるホルモンがあるのです。
これを「エイコサノイド」と言います。「エイコサノイド」は脂肪酸からできており「エイコサノイド」を作るために必要な脂肪酸のことを必須脂肪酸と言います。

  • ガンマリノレン酸(GLA)からつくられる1系統のエイコサノイド
  • アラキドン酸(AA)からつくられる2系統エイコサノイド
  • エイコサペンタエン酸(EPA)からつくられる3系統エイコサノイド

引用:「脂肪酸とケトン体 〜糖質制限ダイエットの科学〜」山本義徳

エイコサノイドはこの3系統に分けられます。

必須脂肪酸の種類

必須脂肪酸の種類は

  • リノール酸
  • αリノレン酸
  • アラキドン酸
  • EPA(エイコサペンタエン酸)

があります。

アラキドン酸はリノール酸から、EPAはαリノレン酸から作られるので、「リノール酸」と「αリノレン酸」だけを必須脂肪酸とすることがあります。しかし、リノール酸からアラキドン酸への変換、αリノレン酸からEPAへの変換はあまりスムーズではありません。

そして、上記にもあるようにエイコサノイドを作るためには「γリノレン酸」も必要になります。このγリノレン酸もリノール酸から変換されます。しかしγリノレン酸は普通の食事から摂取しづらいのでリノール酸から変換したいです。

このようにリノール酸の取り合いを防ぎ、必要な脂肪酸を確保するためにも、「アラキドン酸」と「EPA」を必須脂肪酸としています。

アラキドン酸は肉や卵、魚から。
EPAは青魚から簡単に摂取できます。

まとめ

脂肪は邪魔者扱いされることが多いですが、人体の中ではすごく重要な働きをしているのですね。

ダイエット中には不必要な脂肪の摂取を減らし、必要な脂肪の摂取はするようにしていきたいですね。

魚ってすごいんだなあと思わされたりもします。

 

今回参考にした書籍はこちら。
トレーニー、トレーナー、アスリート、ダイエッターには必読の本です。