トレーニング前に糖質を取るべきなのか。
取らないべきなのか。
インスリンショックとの関係はあるのか。
インスリンショックとは
運動前に糖質を摂取することにより、運動中に低血糖になり、パフォーマンスが下がってしまうことをいいます。
インスリンショックとトレーニングとの関係は
トレーニング直前に、食事により糖質を摂取したり、トレーニング前に糖質が含まれたドリンクを飲んだりすることにより、インスリンショックが起きてしまうことがあるそうです。
これは、糖質とインスリンの関係から起こってしまいます。
トレーニング直前に糖質を摂取することにより、インスリンが分泌されます。この糖質の摂取がトレーニング直前である場合、インスリンが血中にたくさんある状態でトレーニングをすることになります。トレーニング中は糖分を使いますので、血糖値が高い状態でないと、高いパフォーマンスを発揮することができません。
このように、トレーニングの直前の糖質の摂取によるインスリンショックにより、トレーニングのパフォーマンスが低下してしまいます。
どうすればいいのか
トレーニングをいざ始めてしまえば、交感神経が優位になり、血糖値を上げるホルモンが分泌されます。(グルカゴン、成長ホルモン、アドレナリンなど)
血糖値を上げるホルモンが出てから、糖質をワークアウトドリンクで摂取すれば問題ありません。
トレーニング前の食事は
トレーニング前の食事は、摂取した糖質がエネルギーとして使われる1〜2時間前には終わらせておいたほうがいいでしょう。
トレーニング直前の食事は、インスリンショックを起こしてしまう可能性があることと、摂取した糖質がエネルギーとして使われないということを考え、避けたほうがいいでしょう。
また、交感神経が優位になることにより、消化吸収能力も低下してしまうので、避けたほうがいいと思われます。
トレーニング1〜2時間前には、食事は終えておく。
どうしても直前になってしまう場合は、糖質の摂取は避ける。
私はどうしているのか
- トレーニング2時間前に食事
- トレーニング直前にEAAとプレワークアウトを摂取
- トレーニング中はワークアウトドリンクの中で糖質を50g摂取
とこのようにしています。
トレーニング2時間前に食事を取ることが難しい場合は、トレーニング1時間前にプロテインを摂取しています。
トレーニング中の変化はありません。
終わりに
トレーニング直前の食事はなんだかパワーが出そうでたくさん食べたくなってしまいますよね。
それが反対にパワーを減らすことになってしまうかもしれません。
また、交感神経の働きなどを考えても、直前は避けたほうがいいでしょう。
反対にトレーニング後の食事は、ものすごく大切なので、できるだけ早く摂取したほうがいいと思います。この時は糖質をしっかりと摂取し、インスリンを出すようにしたいですね。
ハードなトレーニングをした後だと、あまり食欲が出ませんが、私はポストの食事までがトレーニングだと思って頑張って食べています。これが1番辛いんですけどね。