トレーニングをしてると、筋肉を成長させるものに注目をします。今回はあえて筋肉の成長を抑えている「ミオスタチン」というものについて考えていきましょう。
ミオスタチンとは
ミオスタチンとは、筋肉の成長を抑制しているタンパク質のことです。
筋肉の成長を抑えて、筋肉を大きくなりすぎないようにしているものです。筋肉は大きくなりすぎてしまっては困ってしまいます。
例えば、母親の胎内で胎児の状態でいる時に、大きくなりすぎてしまっては出産が困難になってしまいます。また、筋肉自体は維持するのにエネルギーを大量に使う器官なので、増えすぎてしまっては生きていくこと自体が難しくなってしまう可能性も出てきてしまうでしょう。おそらくこのような理由から、「ミオスタチン」が存在するのでしょう。
ミオスタチンがなくなるとどうなるか
ミオスタチンがなくなると筋肉が異常に発達してしまいます。スーパーベイビーと呼ばれる筋肉が異常にムキムキな赤ちゃんの画像を見たことがある人もいると思います。
またムキムキの牛である「ベルジアンブルー」という突然変異の品種の画像を見たことがある人もいると思います。
このようにミオスタチンがなくなると、異常に筋肉がムキムキになってしまうようです。
ちなみにベルジアンブルーは、脂肪分が少なく食用になる肉が多いそうです。味も美味しいらしい。
ミオスタチンの働きを抑えるにはどうすればいいのか
筋肉を大きくするためにはミオスタチンの働きを抑えて、成長因子の働きを高めてやればいいということです。ではどんなことが有効なのか
筋トレです。
トレーニングの刺激により「ミオスタチン」の発現を抑えてくれるそうです。
終わりに
ミオスタチンが全くもってなくなってしまうと、ムキムキになりすぎてしまい生命の維持が難しくなってしまうかもしれません。
だけどそんなことはないので安心してください。
しかし、ミオスタチンの働きを抑えるドーピングや突然変異を人為的に作り出せる技術が発展したら、ミオスタチンノックアウト型の自分ができてしまうかもしれません。
見てみたいような、見てみたくないような…
将来的には楽してムキムキになれるようになるかもしれませんね。
待っていたら死んでしまうので、僕は今日もトレーニングをします。
参考文献