「プライオメトリックス」と「アイソメトリック」

名前が似てるけど違うモノです。

カッコイイけどどっちも筋トレ用語。

プライオメトリックス

プライオとは「伸びる」「増える」という意味です。メトリックは「メートル」、長さという意味です。

筋肉の長さが伸びて、すぐに切り替えして収縮させる動作をプライオメトリックと呼びます。
走り幅跳びや走り高跳びをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。

どちらの動きも、踏み切る瞬間に筋肉が伸びるように、急ブレーキをかけてから、空中に出ていきます。この急ブレーキから踏み切りの瞬間をプライオメトリックといいます。

この動作の特徴を活かし、ジャンプ力やスプリント能力を高めることを目的として発達したのがプライオメトリック・トレーニング(プライオメトリックス)です。

なぜプライオメトリックスをするのか

筋力を向上させただけでは、ジャンプ力やスプリント能力は伸びません。いかにこれらの動作に結びつけて、能力を向上させていくかが大切です。

そのためにプライオメトリックスが重要になってきます。

また、切り返しの動作がうまくなるということは、切り返しの動作が省エネルギーに出来るようになるために、中直距離の選手のパフォーマンスも向上します。

どんな種目があるのか

  • デプスジャンプ
  • ドロップジャンプ

などがあります。
また、SSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)と呼ばれるトレーニング方法もプライオメトリックスと同じように瞬発力を高める種目の一種です。

アイソメトリックス

「アイソ」とは等しいという意味です。「メトリック」はプライオメトリックスと同じで、「メートル」長さという意味です。

筋肉が力を発揮していながら、筋肉の長さが等しい状態をアイソメトリックといいます。

空気椅子がわかりやすいアイソメトリックです。

なぜアイソメトリックをするのか

アイソメトリックは、7秒間同じ姿勢で全力の力を発揮し続けます。

例えば、お参りの時のように自分の前で手を合わせ、両側から力を思いっきりかけるようするといった動作があります。

このように、筋肉が運動をしないので、どこでも省スペースで行うことができます。そして動かなくてもトレーニングができるので、手軽にできます。省スペースで手軽にできるために、アイソメトリックは広く広まりました。

しかし、筋肉が運動していないということは、エネルギーを外向きに使いません。このために普通のトレーニングより効果は劣ることになります。

また、なぜ6〜7秒間は全力の力を出し続けないといけないかというと、普通のトレーニングと同じで、筋繊維をある程度疲労させる必要があるからです。筋繊維が全力を出し切り、疲労する時間が7秒間と言われているので、7秒間は全力を出し続けなければ効果はないということになります。

終わりに

プライオメトリックスは瞬発力を鍛えるトレーニングです。
瞬発力を鍛えるからといって、自分の筋力以上の力が出るようになるわけではありません。やはり基礎的な筋力の向上が大切です。

アイソメトリックは辛いし、あまり効果が見込めないので積極的に取り入れるべきではないでしょう。
7秒間全力って思ったよりもつらいです。

このようなトレーニングの方法を知っておけば、新しい刺激として取り入れることができるので、たまにはいいのではないでしょうか。

プライオメトリックスはパフォーマンスを上げたいアスリートにはマストなトレーニングではないでしょうか。

 

参考文献